USB 起動がサポートされている PC であれば、DVD ドライブがついていなくても、USB メモリーから OS インストールすることができます。
Windows 7 のインストールメディアは「Windows 7 USB/DVD download tool」で、インストール媒体としての USB メモリーが作れ、Windows 8 も同様なようですが、どういうわけか僕の環境ではうまく媒体が作れなかったので、コマンドラインで USB メモリーのインストール媒体を作りました。
コマンドだけ先に書くと、こんな感じです。(管理者権限でコマンド プロンプト開きます)
diskpart | diskpart の起動 |
list disk | ディスク状態表示 |
select disk | USB メモリーを選択 |
clean | USB メモリーの初期化 |
create partition primary | プライマリーパーティション作成 |
select partition 1 | パーティション選択 |
active | パーティションをアクティブとマーク |
format fs=fat32 quick | fat32 でクイックフォーマット |
assign | ドライブレター割り当て |
list vol | ドライブレター表示 |
exit | diskpart の終了 |
xcopy [DVDドライブ]:\*.* /s/e/f [USBメモリー]:\ | インストールファイルのコピー |
[DVDドライブ] | DVDドライブに移動 |
cd \boot | ディレクトリを \boot に移動 |
bootsect /nt60 [USBメモリードライブ]: | ブートセクター書き込み |
それでは、実際の操作の様子を見ておきましょう。
インストール媒体の USB メモリーを作る前に、Window 8 のインストール DVD を PC にセットしておくか、ISO イメージをマウントしておきます。
Windows 8 であれば、ISO イメージを OS 標準機能でマウントできるのですが、Windows 7 以前の OS では、ISO イメージのマウントが標準機能として搭載されていないので、DAEMON Tools Lite を使うと良いでしょう。
今回は 8GB の USB メモリーを使っているので、サイズから見て、「ディスク 2」が USB メモリーに割りあたっているようです。
それでは、順次コマンドを入力していきます。
list vol で見ると、F: が DVD で、G: が USB メモリーなので、F: から G: にコピーをします。
ファイルのコピーが終わったら、ブートセクターを書き込んで一丁上がりです。
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