通常は標準 Windows OS のインストールメディアをそのまま使用して OS 新規インストールをしますが、構築台数が多い場合はカスタム インストール メディアを作成すると新規構築が大幅省力化出来ます。
今回扱うカスタム内容は以下です。
カスタム内容 | 概要 |
ドライバーのインストール | インストールメディアに入っていないドライバーをインストールメディアにセットします |
KB のインストール | セキュリティ更新や特定修正プログラム等の KB をインストールメディアにセットします |
システムデフォルト値変更 | レジストリで設定可能なシステム設定をインストールメディアにセットします |
プロダクトキーの埋め込み | インストールメディアにプロダクトキーを埋め込み、プロダクトキー入力を省きます |
自動応答 | パーティション作成やプロダクトキー入力などの OS インストール オペレーションを自動化します |
インストール後自動処理 | OS インストール直後に PowerShell スクリプト等の設定スクリプトを自動実行します |
対象 OS は以下です。
Server | Client |
Windows Server 2016 | Windows 10(x64/x86) |
Windows Server 2012 R2 | Windows 8.1(x64/x86) |
元々はバラバラのコンテンツ +α なのですが、Windows Server 2016 / Windows 10 対応に書き直すのに際し、共通部分が多いのでコンテンツ構成変更しました。
各コンテンツへのリンクは、以下の表にまとめています。
表の上から必要な手順ページを順次開いてください。
例えば、インストールメディアにドライバーをインストールする場合は...
「WADK インストール」→「ブートモジュールのセットアップ」 をしておいて、
「変数設定と ISO
コピー」→「wim マウント」→「ドライバーインストール」→「wim コミット」→「ISO 再構成」
といった感じです。
必須/任意 | 手順ページ | 備考 |
必須 | WADK インストール | 一度だけ実施すれば OK |
ブートモジュールのセットアップ | ||
変数設定と ISO コピー | 都度実施 | |
必要に応じて | wim マウント | .wim を編集する場合に必要 |
ドライバーインストール | boot.wim/install.wim を編集 | |
KBインストール | install.wim を編集 | |
システムデフォルト値変更 | install.wim を編集 | |
プロダクトキーの埋め込み | ||
自動応答 | ||
インストール後自動処理 | install.wim を編集 | |
wim コミット | .wim を編集した場合に必要 | |
必須 | ISO 再構成 | 都度実施 |
Windows Server 2008 R2 / Windows 7 の場合も手順は基本的に変わらないのでこちらを参考にしてださい。
Windows インストールメディアにドライバーを追加する
http://www.vwnet.jp/Windows/WS12R2/AddDriver/AddDriver2ISO.htm
このページの先頭に「Windows 7 用の Windows 自動インストール キット (AIK)」のダウンロード URL と、末尾に、「Dism の違い」と「起動可能メディアにするためのモジュールの違い」をまとめていますので適宜読み替えてください。
Windows インストールメディアにドライバーを追加する
http://www.vwnet.jp/Windows/WS12R2/AddDriver/AddDriver2ISO.htm
Windows Server 2016 インストール メディア に KB を適用する
http://www.vwnet.jp/Windows/WS16/2016101001/OfflineKBInstall4InstallISO.htm
Windows Server新規インストールの自動応答ファイルの作り方
http://www.vwnet.jp/Windows/WS12R2/2016072001/new_install__untitled.htm
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