回復ドライブの作成と Surface の初期化

久々に回復ドライブで初期化したので、手順を記録として残します

回復ドライブの作成と初期化

新しい PC を購入したら、PC を工場出荷状態に戻す時用に、購入直後の状態で「回復ドライブ」を作成しておくと良いです

Windows 標準の回復ツールでも PC の初期化は出来ますが、OS をアップデートしていたり、PC が起動しない場合は Windows 標準の回復ツールでは対応できない事もあります

回復ドライブを作成していれば、最悪 PC が起動しない状況に陥ったとしても、ハードウェア的な障害で起動不能になっていない限り、工場出荷状態に戻して PC を再度利用可能にすることが出来ます

回復ドライブを作成するには、32GB の USB メモリー(USB 3.0 or 3.1 以降)を準備し(初期化されるので使用していない USB メモリーが必要)、スタートメニューで「回復ドライブ」を検索します

USB メモリーを接続し、回復ドライブの作成を開始すると、USB メモリーに回復ドライブを作成されます

回復ドライブを使用した初期化は、USB ポートに USB 回復ドライブを挿入し、回復ドライブの USB から PC を起動します(USB boot は PC によって操作が違うので、マニュアルを確認するかメーカーサポートに聞いてください)

言語、キーボードレイアウトの選択をすると、オプションの選択画面になります

ここで「ドライブから回復する」を選択します

「ファイルの削除のみ行う」または「ドライブを完全にクリーンアップする」のいずれかを選択し「回復」します

通常は「ファイルの削除のみ行う」で問題ありません
PC をリサイクルに出すのであれば、「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択するのが良いでしょう(少々時間かかります)

これで PC の初期化が出来ます

なお、USB boot した時の画面構成は、OS のバージョン等で変わってきます

Surface は、購入直後に回復ドライブを作成していなくても、工場出荷時の回復イメージがダウンロードできるので、別の PC で回復ドライブを作成することが出来ます

ただし、古い機種だと回復ドライブで回復できない事もありますので、その際は OS 標準の回復ツールを使用するか、メーカー修理になります
(ちなみに、初代 Surface Go は回復ドライブで回復出来なかったです)

Surface の回復ドライブは、作成時に「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」のチェックを外して回復ドライブを作成します

工場出荷時の回復イメージをダウンロードするには、Surface のシリアル番号が必要です

シリアル番号は、Surface 本体に刻印されています(刻印位置は、回復イメージのダウンロードサイトでも確認できます)

Surface が起動できる状態であれば、Surface アプリで確認するのが簡単です(見つからない場合は、ストアからダウンロード出来ます)

工場出荷時の回復イメージは、以下サイトからダウンロード出来ます

マイクロソフトアカウントでログインし、対象モデルの選択と、シリアル番号を入力すると、工場出荷時の回復イメージが Zip ファイルとしてダウンロードされます(結構大きい)

必要なバージョンの OS の回復イメージをダウンロードする(画面が壊れている場合は「画像をダウンロード」で zip ダウンロード)

ダウンロードした Zip ファイルを展開し、全ファイルを作成した回復ドライブ USB メモリーのルート(\)にコピーします

この回復ドライブを使用して Surface のリカバリーをすれば、工場出荷状態に戻す事が出来ます

Surface の USB 起動は、以下の手順です

・USB ポートに USB 回復ドライブを挿入します
・音量を下げるボタンを押したまま、電源ボタンを押します
・Microsoft または Surface のロゴが表示されたら、音量を下げるボタンを放します

以降は、通常の回復と同じ手順です

Surface の USB 回復ドライブの作成と使用
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4023512/