Windows Server を運用していると、時刻ズレが問題になることがあります。
監視システムで時刻ズレを監視しているケースはよく見かけますが、どのくらいずれているのかロギングする仕組みはあまり見かけないのでロギングする仕組みを PowerShell で作りました。
ロギングしていると、ズレ傾向も見えてきますし、何か問題が起きた時の調査の手掛かりにもなります。
下記のいずれかの方法でスクリプトを入手して、Install.ps1 を管理権限実行します。
Windows Server 2016 と Windows Server 2012 R で動作確認しています。
以下リポジトリで公開していますので、Sourcetree 等の Git Client で Clone してください。
git@github.com:MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log.git
https://github.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log
Git Client を使わない場合は、以下コマンドでスクリプトを直接ダウンロードしてください。
(お手軽ですが、改行コードが LF
になるので、メモ帳で見るのは辛い)
if(-not (Test-Path C:\NTP_Log)){md C:\NTP_Log} Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log/master/Install.ps1 -OutFile C:\NTP_Log\Install.ps1 Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log/master/RemoveLog.ps1 -OutFile C:\NTP_Log\RemoveLog.ps1 Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log/master/RemoveSchedule.ps1 -OutFile C:\NTP_Log\RemoveSchedule.ps1 Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log/master/SyncNTP.ps1 -OutFile C:\NTP_Log\SyncNTP.ps1 Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/MuraAtVwnet/NTP-Sync-Log/master/ntp_diff_log.ps1 -OutFile C:\NTP_Log\ntp_diff_log.ps1 ii C:\NTP_Log |
時刻同期設定が入ってない場合は、以下スクリプトを使って時刻同期設定をすることができます。(要管理権限)
SyncNTP.ps1
現在時刻を合わせて、時刻同期設定をします
ドメインメンバーは現在時刻だけ合わせます
引数に同期先 NTP(FQDN or IP アドレス) を指定します(複数指定可)
省略時は
ntp.nict.jp に同期する設定をします
例)
SyncNTP.ps1 "NTPA", "NTPB", "NTPC"
記録日時 [TAB] ズレ [TAB] 参照 NTP Server [TAB] 基準 NTP Server [TAB] 最終同期時刻
C:\NTP_Log にログが出力されます(1か月保持)
C:\NTP_Log\RemoveSchedule.ps1 を管理者権限で実行します
C:\NTP_Log を削除します
代表 NTP になっているドメインコントローラーの時刻同期先設定は SyncNTP.ps1 で設定出来ないので、以下コマンドで手動設定してください。
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ドメインの時刻をNICTのNTPと同期させる
http://www.vwnet.jp/Windows/WS08R2/NTP/w32time.html
現在時刻を NICT の Web API / NTP で合わせる
http://www.vwnet.jp/Windows/PowerShell/AdjustTime.htm
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