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2011年7月のひとりごと


2011/07/17 屋内熱中症の防止方法

facebook にも書きましたが、こっちにも

この夏は節電呼びかけもあるので扇風機で乗り切ろうと考えられている方も多いと思います。

確かに、家庭での電力消費が大きいものと言えば、エアコン > 冷蔵庫 > TV なので、エアコンの使用を控えるのは節電に絶大の効果があります。

拙宅では、毎年夏場ほとんどエアコンを使わないので(1シーズンに数回程度)、夏場の電気代は10,000円程度です。オール電化なのでガスは使用しておらず風呂、調理も含めてこの金額です。(東京電力管轄)
24時間稼働のサーバー機とファイアウォール装置など、一般家庭では考えられないような設備があってもこの程度です。

# 逆に冬場は、高気密設計が故に燃焼系暖房が使えず、エアコンで暖を取るので20,000円近く行きますけど

毎年エアコンを使っていないので、熱中症対策は自然と出来ていますが、今までエアコンで夏を乗り切っていた方が、急にエアコンなし or 高温度設定にすると屋内熱中症の危険性が極めて高くなります。

なぜならば、エアコン生活では室内温度そのものが低いので、発汗量が少なく、あまり給水をしなくても体調に影響が出ないので、マメに給水をするって習慣自体が無い方が大半なのです。その状態で節電による発汗環境にさらされると、発汗に必要な水分が足りなくなり、対応調整がうまく出来ずに熱中症になりやすいのです。

扇風機は体温温度を下げるものです。室温自体は暑いままですが、風で汗を飛ばし飛ばした時の気化熱で体温温度を下げる仕組みです。
このため、涼しく感じますし、汗が流れるって事もほとんどありません。ですが、気が付かないだけで思った以上の汗をかいています。

対策としては....

■ペットボトルに水を入れて手元に置いておく

屋内熱中症にならないためには、こまめに水を口にする事です。これは体内の水分量を一定に保つためにとても大切な事です。

都度蛇口をひねって、コップに水をくむのはエアコンなし生活に慣れている僕でさえ億劫になるので、手元に水を置いて、そのまま飲める状態がベストです。お上品にコップに注いでとかではなく、そのままゴクゴクがお勧めです。

水を飲む量は 2L を目安と考えてください。
ちなみに僕の場合、室温35度の状態だと、750ml の水が2.5時間で空になります。

ミネラルとか塩分補給のためにスポーツドリンクが良いとか言われますが、日本人は塩分を過剰摂取している方が多いので、水道水で十分です。スポーツドリンクを都度買っていると、節約した電気代より高くついてしまいます。
エコロジーではありますが、エコノミーではありませんね。塩分とかミネラル流出を気にするのでしたら、塩なめると良いです。(人間の体とは良く出来た物で、塩分が足りなくなってくると、しょっぱい物が食べたくなるとかで塩分を体が要求してきますから)

それでも体が慣れていないと、熱中症になる可能性は高いです。明確に自覚できる症状は「気持ちが悪い」です。眩暈とか、吐き気とかの自覚症状が出たら、既に危険な領域に足を踏み込んでいますので、迷わずエアコンの電源を入れ、水分補給をしてください。
再度エアコンを止める場合は、今まで以上の水分補給をするように心がける必要があります。

バロメーターとしては、お手洗いに行った時の尿の色です。いつもより濃い色であれば、自覚症状が出ていなくても水分不足に体が陥っていますので、今まで以上の水分補給をするように心がけてください。

エアコンを使わない生活に慣れてくると、意外と夏バテ知らずです。僕だけかもしれませんが、外気温との差が無いからなのかなと思ってみたり。

屋内熱中症に注意して、快適なエコライフをどうぞ

 

 

 

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