太陽光発電システム |
2007/06/23(土)
太陽光発電システムを導入する事にしました。元々オール電化で設計したので、太陽光発電で光熱費を少なくしようってのもあるのですが、リタイヤした後のランニングコスト(光熱費)をこいつで少なくしようって方がメインだったりします。
家を建てた時から、太陽光発電とか、風力発電、燃料電池、蓄電装置には興味を示していたのですが、中々「コレダ!!」というのがないんですよね。
最初、深夜電力をためて日中に使う蓄電装置を検討していたのですが、関東では設置許可がなかなか下りないらしい。東京電力が家庭用蓄電装置の導入を認めていない様です。それで頓挫。
拙宅の周りは高い建物がないので、結構風が強いんですね。そこで考えたのが風力発電。庭がそんなに広い訳じゃないので大きな発電装置はつけられないのですが、プロペラ式じゃなく円筒式のタイプに目をつけて検討していました。が... 特定の部屋とか機器への給電のみで、家全体のACとして供給するための機器がない。うーん、書斎だけのために発電してもな... ってことで、これまた頓挫。
太陽光発電は、システム自体が20年程度しか持たないらしいとの話が多かったので、イニシャルコストと発電量を考えるとバランスしないし、リタイヤした後にまた工事費用がかかるのは勘弁して欲しいので、こいつも頓挫。
数年前から家庭用燃料電池も出ているのですが、ガスを改質器で水素にしてから発電する仕組みなんですよね。地震で被災した時にはガスの復旧が一番遅いし、発電時の発熱で給湯器を設置する仕組みなんですよ。
既にエコキュートが入っているので、給湯器が2台あっても仕方ない。発熱を給湯器に回すアイディアは悪くありませんが、発熱量を抑えて発電効率を狙って欲しかったな... って事で、こいつも頓挫。そんなある日、三菱電機代理店の「コーエイ・アールシー」の営業マンがこの地域のローラーに来たので話を聞いたら「三菱の太陽光発電システムなら40年は大丈夫です」とのこと。おっ、それは良いかも。詳しく話を聞くと「多分40年以上保つと思いますが、そこまでの稼働実績がないので保証は出来ないです」だそうな。
面白そうなので、日を改めて説明に来てもらう事にしました。
その間に、もらった名刺からドメインを whois で調べると、ドメイン登録日が2001年でした。昨日今日出来た会社では無さそう。会社のサイトでは昭和60年操業なので会社としては大丈夫そうですね。
営業説明に来た時に、まずは女房が気にしていた「雹が降った時に大丈夫なのか」ってあたりでしたが、こぶし大の雹でも壊れなかったとか、鉄球落下テスト内容を聞いて軽くクリア。
続いて僕が一番気にしている耐用年数の話題です。
三菱電機の指定業者認定を受けるには工法もメーカ管理対象になり、認定業者が指定工法で工事をした場合は保証期間が10年に延長されるらしい。
太陽電池パネルは最近の主流である「多結晶」タイプだけど、比較的良いシリコンを使っているので性能劣化もさほど無いらしい。3-40年経って性能劣化が気になるようであれば、パネルを1-2枚追加すれば済む。
取付金具も耐食性の高い物を使い、40年くらいは平気で保つそうな。電気系統もコネクタを工夫して、密閉性を上げて耐久性と発火時にも火が回らない様になっているとの事。問題があるとすると... その分高い (^^;
業者によっては、工事を手抜きして(その分耐用年数も短くなる)、安さ勝負をしているところもあるみたいなので注意した方が良いみたいです。もっとも、20年ごとに交換するって事であれば安さ勝負もありかもですが...
ひどい業者になると、屋根へのダメージが大きい工法を使って、建物自体の寿命を縮める事もあるとのこと。まぁ、僕の場合は「払える時に払って、実入りが細くなった時に楽になればいい」って発想なので、40年以上保つのであれば問題なし。
って事で、早速契約をして取り付け工事に至った次第です。
木曜日あたりの天気予報では今日は雨のハズ。工事延期かなと思っていたら見事にピーカンだし。晴れ男の神通力はここにも発揮かぁ(笑)
工事自体は、職人さんが3人来て、朝 10:00 前にスタートして、16:30頃に完了しました。1日あれば工事は完了しますね。
稼働開始は東京電力が売電用のメータを取り付けてからなので、2ヶ月くらい先になるそうで... どのくらい省エネが出来るかはまた別途レポートしますね。(本当にするのか?)
Copyright © MURA All rights reserved.