グアムはアメリカ!

 

3年ほど前の春、グアムに行った。

空港に降り立つと南国独特のむわっとした湿った熱気!

一気に汗が吹き出して来る。

長袖の綿シャツを脱いで、Tシャツになってもまだ暑い。

降り注ぐ太陽に「夏だぁァ!」と心で叫びつつホテルに向かう。

空港内は日本人であふれていた。

ホテルのロビー、南国顔のおじちゃんが「いらっしゃいませ」と日本語で話す。

チェックカウンターの茶髪(?)のお姉ちゃんも日本語が上手!

ここでちょっと思考が錯乱してたんだなぁぁァ。

ホテルの部屋のまわりには日本人しかいない。

プールにいるのもほとんどが日本人。ビーチにでればいくらか外国人にお目にかかる。

いやいや、本来私たちが「外国人」なのだ。

ココス島に渡る。

ほとんど日本語で通じる。

まわりは日本人ばかり。。。

「ココはどこ?」

ホテルの前のビーチで海の中の「なまこ」にびびって入れないでいると、

犬を散歩させてるご婦人が近づいてきた。

中型よりちょっと大きめの犬。何て言う種だったかは忘れちゃった。

「アメリカ人」と知りつつ話しかける。

「かわいい犬ですね。お名前は?」

「ホセです」

「何歳ですか?」

「3才くらいです」

片言の英語。。。なんとか通じるじゃん!

と、思った途端、おばちゃん堰を切ったようにぺらぺら喋って来る。

どうやら、さっき、「ホセ」が自分よりずっと小さい犬に吠えられて大きな体を小さくさせてたらしく、

「からだに似合わず、気が小さくて困っちゃうのよ」

とおばちゃんは言っているらしかった。

「スモール?ワンワン?おォォォ!(^^;;」

「ホセ」を抱き寄せてなでてやる。これで通じてるからすごい!

ここでさらに回線が狂ってしまってたんだよね。

次の朝、フロントで両替してもらおうと思って1ドル札をお姉ちゃんに出して、

「小銭に替えてください」

と言ったら「?」と、変な顔をしてわたしを見る。

「チェンジ?」って聞くから「そう、小銭に替えてください」

さらに「???」という顔をする。

なんで通じないの?昨日日本語しゃべってなかったっけ?

後ろから旦那が「スモール、チェンジ!」と叫んだ!

お姉ちゃんにこやかに「OK!」

旦那に「いくらなんでも小銭は通じんだろう!」とたしなめられた。

「ココはアメリカなんだよ!」

おォォォッ。。。そうだった!ココはアメリカなんだぁァ!

日本人うじゃうじゃいて、みんな片言の日本語しゃべって、

どうも外国とは思えないんだよなぁぁァ。。。

皆さん、グアムはアメリカです!

 

 

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