ハーブティ

アニス

種子のお茶です。乾燥葉も使えます。食べ過ぎた後や、胃腸が弱い人は食後に飲みましょう。食欲不振の人は食前に飲むとよいです。安眠効果があるので、寝る前に飲むのも効果的です。おなかがはって苦しいときにも役立ちます。風邪や便秘のときには、リコリスなどほかのハーブとブレンドして飲むとよいです。

エルダー

花のお茶です。ブドウのような香りがします。インフルエンザや風邪、咳、花粉症などに効果があります。風邪のひき始めにとくに有効で、さむけやはなみず症状を緩和してくれます。ティーパッグを洗面器にいれ熱湯を注いで、タオルを頭からかぶって蒸気を顔にあてるという、スチームパックをすると、しみそばかす、しわを予防し肌を白くするといわれ、抗炎症作用もあるのでにきびや吹き出物も改善してくれます。濃く出したお茶はうがいグスリになります。

オレガノ

月経痛、神経性頭痛をやわらげます。消化も助けるので食後に飲むとよいでしょう。濃く出したお茶を入浴剤として利用すれば、ストレスや、精神疲労に効果的です。

オレンジ

お茶には、皮と花(つぼみ)を使います。鎮静作用が強いので、不眠症、喘息、ノイローゼ、不安神経症、ヒステリーなどに効果的です。月経前緊張症や慢性の下痢にも効きます。

カモミール

お茶には、生の花か、乾燥させた花を使います。鮮やかな黄緑色でリンゴのような香りがします。リラックス効果が高いので、不眠症や不安神経症、ストレス解消に役立ちます。食べ過ぎたときや脂っこいものを食べた後に飲めば消化を助けてくれます。おなかのガス抜きの効果もあります。婦人薬としてもよく知られるように、月経不順や冷え性、貧血にも有効で、年齢に応じてホルモンバランスを整えてくれるので美しさを保てます。ミルクをいれたりシナモンを使ってもおいしく飲めます。出し終わったティーパッグをまぶたにあてれば、疲れ目やまぶたの腫れをとります。侵出液をローションに使えば、美肌効果がえられ、切り傷、やけど、湿疹にも有効です。お風呂に入れれば筋肉痛を緩和し、日焼け肌や乾燥肌にも効きめがあります。

キャラウェイ

種子のお茶です。甘い香りの中にほんのりしたにが味があります。食後に飲めば消化を助けてくれます。胃痛や腹痛、おなかがはってくるしいときにお薦めです。うがい薬、口臭予防になります。

サフラワー

花のお茶です。血流をよくするので体を暖めてくれます。骨盤内の血流促進で、月経不順、冷え性、血行不良、肩こり、頭痛、めまい、貧血、更年期障害といった女性に多い症状によく効きます。血管拡張作用があるので、動脈硬化防止に最適です。産後の肥満を防ぎ母乳の出をよくします。しみやにきびにもよいです。
ただし、子宮への刺激が強いので、妊娠中は飲むのをさけましょう!

シナモン

シナモンティは単独で使用することはなく、砕いてブレンドするか、スプーン代
わりに紅茶やコーヒーに添えて攪拌して、風味を楽しみます。おなかを暖めるの
で、風邪のひき始めや下痢、月経痛などの症状を緩和します。

セイボリー

葉っぱのお茶です。消化を助けるので、食事の後に飲みます。胃腸が弱い人には健胃整腸作用があるのでお薦めです。おなかがはるのも防ぎ、疲労感や女性に多い冷え性も改善してくれます。うがいに使用すれば風邪の予防になります。洗面器にティーパッグを入れて、スチームパッグをすれば肌の引き締めと消毒に効果があります。

セージ

生でも乾燥した葉でも、おいしく飲めます。消化を助けるので脂っこいものを食べた後に飲むとよいです。発刊を調節したり、血行促進、血液浄化作用があり、更年期障害のほてりや寝汗、発熱、月経痛、月経不順、低血圧症、頭痛、口内炎、歯肉通、咽頭炎などに効果があります。鎮静作用があるので、精神疲労や神経のアンバランスも改善します。集中力ややる気がみなぎり、活力を産み出します。殺菌効果があるのでうがいに使用するとよいです。濃くしたハーブティーをリンス代わりに使うと養毛効果が期待できます。

タイム

のどにやさしいお茶です。のどがかれたときに飲むといいです。気管支炎やアレルギー性鼻炎、咽頭炎、インフルエンザ、風邪のひき始め、咳でのどが痛いときに飲んでみてください。二日酔いにも効きます。疲労回復、頭痛、過敏性大腸炎、貧血症、下痢にも効果があります。濃くしたお茶をお風呂に入れれば、リウマチの痛みをやわらげ、発汗作用があるので、体が暖まります。体臭予防にも効果があります。

ダンデライオン

根を乾燥させ、炒ったものを使います。利尿作用が強くて、「おねしょのハー
ブ」と呼ばれます。むくみの気になる人にお薦めです。母乳促進作用があるので、母乳で育ててるおかあさんにお薦めです。

ディル

種子のお茶です。健胃、消化鎮静剤になります。ミルクに種子を入れて暖めて飲めば不眠症に効きます。種子を口に入れてかめば口臭予防になります。

ハイビスカス

ルビーのようにきれいな赤色で、甘い香りとさわやかな酸味があります。カリウムをとても多く含むので、体に水分がたまってる人や、前日にお酒を飲みすぎた人にお薦めです。ビタミンCを含んでいるので、美容によく、肉体疲労や便秘にも効果的です。

バジル

葉っぱのお茶です。胃の不調、咳やめまい、乗物酔いなどの症状も緩和します。母乳促進効果があるので、授乳中の人にお薦めです。ホットでもアイスでもおいしく飲めます。

フェンネル

種子のお茶です。利尿作用があるので、軽い膀胱炎やむ組み、水分代謝の悪い肥満に効果的です。「体重を減らすハーブ」と呼ばれています。便秘や腹痛、月経痛月経不順も改善します。食後に飲めば消化を助けてくれます。母乳促進効果もあります。洗面器に入れて、スチームパックをすると、毛穴の奥まできれいになるといいます。

ブルーマロウ

青い花に熱湯を注げば鮮やかな青紫色のティーになり、しばらくすると赤紫になり、やがて薄い赤みがかった紅茶のような色にかわります。更に、レモンを加えると、たちまちピンク色に変化します。「夜明けのハーブティ」と呼ばれています。便秘や気管支炎、花粉症、たばこのすいすぎで咳がとまらないときなどにお薦めです。化粧水が割りに使えば美肌効果も期待できます。

ペパーミント

鎮静作用があり、欧米では「ベッドティー」「グッドナイトティー」と呼ばれて
います。不安や怒り、恐れ悲しみなどの感情を自制するのが難しいときに飲むとよいようです。食後に飲むと消化を助け、口の中をさっぱりとさせてくれます。食べ過ぎたときなどにはいのもたれやむかつきを押さえてくれます。ホットでもアイスでもおいしく飲めます。ホットで飲むときにミルクをいれてもおいしいです。

マジョラム

甘みのある香りのするお茶です。気分を静め、疲労回復を助けます。神経が昂ぶって眠れないときに飲めば安眠を誘います。船酔いや新形成頭痛、おなかにガスがたまって苦しいときにも効果的です。食前に飲めば食欲増進、食後に飲めば心地好い眠りに就けるでしょう。

マテ

1%のカフェインと芳香油、少量のタンニン、鉄分カルシウムが豊富で、カロチ
ン、ビタミンC、A、B1、B2、テオブロミン(利尿作用がある)、コリン(脂肪の代
謝を促す)が含まれ、更にクロロフィル(葉緑素)セルロース(繊維)も多量に含まれています。肥満に効果的で、ダイエットで不足しがちなミネラルも補給することができます。ゆえに脂肪太りや中年太りを防ぐことができます。食欲増進、疲労回復、強壮作用もあります。便秘の解消もできます。飲用を続けることでカルシウムが摂取できるので成長期の子供や、お年寄りなどにもお薦めします。ホットやアイスどちらでもおいしく飲めます。ミルクやレモン、蜂蜜、砂糖を加えても美味しいです。好みのジュースをアイスティーに加えれば飲みやすくなります。ジンやウォッカでればおとなの飲みもにもなります。

マリーゴールド

花びらのお茶です。オレンジに近い黄色の野草のような独特の香りがします。月経不順、更年期障害ののぼせ、風邪の発熱時に飲むと症状をやわらげてくれます。胃炎にも有効です。あまったお茶を化粧水がわりに使えば体の中からきれいになります。美肌効果も期待でき、夏の日焼け跡のケアにも役立ちます。

ユーカリ

葉っぱのお茶です。独特の強い風味を持つお茶です。糖尿病や高血圧症によいです。コレステロールの排出を促進する作用があります。カリウムやカルシウムも豊富なので骨粗鬆症の予防に役立ち、むくみ、肥満にも有効です。花粉症やインフルエンザ、かぜなどの感染症状、鼻炎にも効果があります。

ラベンダー

花のお茶です。青いきれいなお茶ですが、レモンを加えるとピンク色にかわります。いらいらなどの精神的ストレスをやわらげ、リラックスさせてくれます。眠る前に飲めば疲労回復させ、神経の緊張をほぐし、安眠を誘います。神経性の偏頭痛や、ストレスによる高血圧症にも有効です。また、月経不順、おなかにガスがたまったとき、めまい、口臭、風邪、咳、気管支炎、消化不良によいです。ただ苦みが強いので、薄めに入れて、甘みを加えると飲みやすくなります。ホットでもアイスでもおいしいです。ペパーミントやレモンバーム、ローズレッド、ローズマリー、ハイビスカスなどとブレンドの相性がよいです。

リンデン

花と葉っぱのお茶です。鎮静作用があり不眠や、疲労回復に効果的です。緊張感のとれないときとか、心配事があって気になって眠れないときなどに安眠を与えてくれます。血液浄化、血行促進作用があるので、動脈硬化や心筋梗塞の予防にもなり、冷え性にも有効です。木質部には脂肪を分解し、体内の老廃物を排除する作用があるので、ダイエットにも有効です。

レモングラス

葉っぱのお茶です。鮮やかなレモンイエローで、目の冷めるようなレモンの香りが漂うお茶です。心身をリフレックスさせてくれ、頭がすっきりとするお茶です。胃腸の弱い人、疲労感からくる食欲不振の人に有効です。食後に飲めば消化を助け、おなかのガスを出してくれます。貧血症を改善する効果もあります。入浴剤として濃く出したお茶をお風呂に入れると、美容効果があり、リンスとして使うこともできます。

レモンバーベナ

うすい緑色がかった黄色のお茶です。心身を温め、リラックスできます。お茶と同量のワインとブレンドすると、鎮静剤になります。環境の変化で神経が昂ぶっているときとか、自信がなくなっているときに飲むとよいです。のどの炎症や月経時の偏頭痛、食欲不振などにも有効です。ヨーロッパでは安産のために飲むともいわれています。ホットでもアイスでもおいしく飲めます。

レモンバーム

「長寿のハーブ」と呼ばれています。むかし。。レモンバームティーに蜂蜜をいれたものを毎日飲んでいて、百歳以上長生きしたという逸話が多く残っているためです。記憶力を高め、疲労防止効果も高く、風邪やインフルエンザなどの発熱、憂鬱感、神経性の頭痛に有効です。食前に飲めば食欲増進、食後に飲めば消化を助けます。紅茶とブレンドしてつくるアイスティーは人気があります

ローズ

ローズレッドとローズピンクのに種類あります。ローズピンクのほうが甘い香水のような香りがします。ストレスで神経過敏になってるいるときや精神不安、情緒不安、落ち込んでいるときなどに飲むと、気分が明るくなります。のどの痛みや鼻づまり、気管支のつまりにも有効です。便秘解消にも効きます。ミントやレモングラス、ローズマリー、レモンバーベナなどとブレンドするとよいでしょう。

ローズヒップ

紅茶より少し薄い赤みがかった色のお茶です。ビタミンCがとても豊富で、「ビタミンCの爆弾」と呼ばれています。お茶にするとき、実を砕いてからいれると、成分が早く溶け出してよいです。眼精疲労、便秘、月経痛、月経不順のときに飲むと症状を緩和してくれます。体力低下改善、妊産婦の栄養補給と強壮に効きます。美容にいいお茶です。シナモン、カモミール、ハイビスカスとブレンドしてもいいでしょう。

ローズマリー

葉っぱのお茶です。ローズマリーの鼻につんとくる香りが明るい気分にしてくれます。記憶力集中力を高めてくれるので、勉強や仕事の能率アップに効果的です。風邪や鼻詰まり、精神疲労、肉体疲労、神経症、頭痛にも有効です。月経痛や更年期障害、おなかがはりやすい人にもお薦めです。血液の流れをよくするので、血管壁を強化し、動脈硬化予防になります。体内の酸化を防ぐので老化予防にもなり、「若返りのハーブ」と呼ばれています。血液浄化と血流促進作用を持つリンデンとブレンドして飲むと、老人ぼけ予防になります。濃く出したお茶は美肌効果の高い化粧水や、ふけを防ぐリンスになります。入浴剤としてお風呂に入れれば、心身疲労をやわらげ、肌の美容と健康に有効です。新鮮なタイムとセージとともに束ねたものをお風呂に入れれば、肌を引き締め、疲労回復に効果的です。

ローレル

葉っぱのお茶です。安眠作用があります。食欲増進になり、胃腸の弱い人には健胃剤としてお薦めです。強壮作用があり、心身疲労をやわらげます。胃痙攣、腹痛、風邪、気管支炎、リウマチ、関節炎、通風、神経痛に有効です。濃く出したお茶をお風呂に入れれば、リウマチにたいへんよくききます。

 

 

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