Windows 10 1803 から、セキュリティレベル向上のために動作制限をかけストアアプリだけが実行できる S Mode がラインナップに加わりました。
コンピューターとかセキュリティがそんなに得意じゃない一般ユーザーさんにはもってこいの製品仕様なのですが、ストアに登録されていないアプリが使用できないので、PC を使いこなしている方には向かないモードでもあります。
この S Mode は、従来の Windows 10 のセキュリティ強化したもので、一度だけ S Mode を解除して普通(?)の Windows 10 に変更することができます。(一度 S Mode を解除すると、S Mode には戻せない)
製品ラインナップによっては、S Mode しか提供していない製品もあります。物によっては日本で発売されないモデルだったり...
そんな PC 入手した際に、S Mode を解除し、日本語化する手順を紹介します。
大幅に OS 設定を変更するので、設定変更する前に「回復ドライブ」作成ておくことを強くお勧めします。
(画面キャプチャ撮り忘れたので、解説は割愛します。詳細手順を知りたい場合は、別のサイトを見てください)
回復ドライブは、USB メモリーに OS イメージをバックアップし、どうにもならなくなった時に、PC を工場出荷に戻す最終手段に使います。
(OS をクリーンインストールしても良いのですが、サポートが難色を示すことがあるので)
USB メモリーは中身が全部削除されるので、回復ドライブ専用の USB メモリーを準備してください。8 - 16 GB が必要になるので、16 - 32 GB の USB メモリーを準備しておくといいでしょう。
スタートメニューで「Create a recovery drive」を検索すると回復ドライブが作成できます。
Create a recovery drive
https://support.microsoft.com/en-us/help/4026852/windows-create-a-recovery-drive
S Mode の解除は、ストアを開いて「Switch out of S Mode」を検索し、インストールします。
「Switch out of S Mode」を検索
Get して Install
S Mode 解除完了
OS バージョンを見ると、この製品は Home になったようです。(Home S Mode だった模様)
僕は、Pro にしたかったので、ここで Pro のプロダクトキーを入れて、Pro にアップグレードします。
プロダクトキーを入力
Pro のプロダクトキーを入力
Pro へアップグレード開始
それでは日本語化手順です
言語の追加
日本語を選択
全てをインストール
オプション
全てをダウンロード
キーボードレイアウト変更
日本語キーボードを選択して再起動
再起動が完了すると、見慣れた設定画面になります。
まずはタイムゾーンを変更します。
自動設定にすれば日本になりますが、手動設定する場合は「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京)」を選択します。
タイムゾーンを自動設定
この状態で日本語化はほぼ完了ですが、OS の一部がまだ英語のままになっているので、これらも日本語化します。
地域を日本にし、日本語オプションを設定
管理用言語設定
設定のコピー
全てをコピー
もう一か所設定するので再起動しない
システムロケールの変更
日本にする
再起動
以上で日本語化は完了ですが、このまま使っていると何かの拍子にキーボードが英語版になってしまい使い辛いって事が起きます。
このようなことが起きないようにキーボードレイアウト変更を抑制します。
(手順は割愛しますが、英語環境が不要なら、英語環境を削除する手もあります)
キーボードの詳細設定
「入力言語を切り替える」のキーシーケンスを変更
割り当てなしにする
抑制設定完了
以上で日本語化完了です。
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