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GPOでのレジストリ設定補足説明


Windows Server 2008 実践ガイド」の補足説明です

GPOでレジストリ設定は、「モバイル環境でのNAP」(P.544)で紹介していますが、オペレーションだけで設定に関する説明がありません。
別途GPOでのレジストリ設定を解説していたつもりでいたのですが、どうやら思い込みだったようで原稿に含まれていませんでした。
GPOでのレジストリ設定は結構出番が多いので、操作部分を簡単に補足説明しておきます。
キー設定そのものについては、「Windows Server 2008 実践ガイド」のP.544を参照してください。

GPOでのレジストリ操作

アプリケーションメーカでGPOの管理テンプレートを準備している場合は良いのですが、MS以外が作成しているアプリケーションではGPO管理テンプレートが準備されていることは稀です。
また、Windows設定でも管理テンプレートが準備されておらず、自力でレジストリを操作する必要がある個所も多くあります。
レジストリ操作はリスクを伴うので、ユーザに設定させることができないのですが、かと言って管理者が個々のPCを個別に設定するのも現実的ではありません。

このようなケースでは、GPOでレジストを操作するのが一番現実的です。GPOであれば、事前テストをして期待動作を確認してから展開することもできます。

GPOの操作は、作成/削除/置換/更新の4つのオペレーションが指定できます。

Helpより抜粋

作成 コンピュータまたはユーザーに対し、新しいレジストリ値またはキーを作成します。
削除 コンピュータまたはユーザーのレジストリ値またはレジストリ キーと、それらの値とサブキーをすべて削除します。
置換 コンピュータまたはユーザーのレジストリ値またはキーを削除して再作成します。ターゲットがレジストリ値の場合、[置換] 操作の最終的な結果は、そのレジストリ値に関連付けられたすべての既存の設定を上書きすることになります。ターゲットがレジストリ キーの場合、この操作の最終的な結果は、データのない既定値の名前のみを残して、そのキーのすべての値とサブキーを削除することになります。レジストリ値またはキーが存在しない場合、[置換] 操作では新しいレジストリ値とキーが作成されます。
更新 コンピュータまたはユーザーの既存のレジストリ値またはキーを変更します。この操作は、[置換] を指定した場合とは異なり、基本設定項目に定義された設定のみを更新します。その他の設定についてはすべて、レジストリ値またはキーの構成が維持されます。レジストリ値またはキーが存在しない場合、[更新] 操作では新しいレジストリ値とキーが作成されます。

このような動作をするので、レジストリを設定する場合は「更新」を使うのが一般的になります。

GPOでのレジストリ操作は、これ以外にも「共通オプション」でコントロールできますし、ウィザードも使うことも可能です。詳しくはヘルプを見てください。
操作はさして難しくないので、テスト環境で動作確認をすればすぐ飲み込めると思います。

ヘルプの開き方

 

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