Hyper-V Server 2012 R2では、仮想SwichもPowerShellで作成します。
作成方法は、Get-NetAdapterで対象のNICを指定して、New-VMSwitchで仮想Switchを作成します。(-NetAdapterNameで名前指定しても良いのですが、日本語使うと色々ハマりやすいのでw)
Get-NetAdapter -ifIndex 3 | New-VMSwitch -AllowManagementOS:$False -EnableIov:$True -Name "Test-Switch" |
よく使うパラメーターはこんな感じですかね
-AllowManagementOS | $False:VM専用 $True:管理OSとのNIC共有(Default) |
-EnableIov | $True:SR-IOV有効 $False:SR-IOV無効(Default) |
-Name | 仮想スイッチ名 |
-SwitchType | External : 外部(Default) Internal : 内部 Private : プライベート |
VM専用の仮想NICを作る場合は以下のようになります。
# VM専用の仮想SW作成 Get-NetAdapter -ifIndex 3 | New-VMSwitch -AllowManagementOS:$False -Name "Test-Switch" |
管理OSとの共有にする場合は以下のようになります。
# 管理OS共用の仮想SW作成 Get-NetAdapter -ifIndex 3 | New-VMSwitch -Name "Test-Switch" |
興味深いことに、管理OSと共有する仮想SWを作ると、元のNICは仮想SW専用となり、新たに管理OS用の仮想NICが作成されます。
つまり、管理OS側のNICでVLAN TAGをしゃべらせるには、管理OS用の仮想NIC設定となるので以下のようにします。
# 管理OS側NICにTAG VLANをセット Set-VMNetworkAdapterVlan -ManagementOS -VMNetworkAdapterName "Test-Switch" -VlanId 25 -Access" |
TAG VLANを解除するときには以下のようにします
# 管理OS側NICにTAG VLANを解除 Set-VMNetworkAdapterVlan -ManagementOS -VMNetworkAdapterName "Test-Switch" -Untagged |
管理OSと共有にした場合、管理OS用の仮想NICのNIC名は「vEthernet (オリジナルNIC名)」という名前が付けられるので、この名前で識別します。
元々設定していたIPアドレスは、管理OS用の仮想SWに引き継がれますが、管理OS側のIP設定変更をする場合は、この新たに作成された管理OS用仮想SWに対して設定をしなくてはいけません。
オリジナルのNIC名がデフォルトのままだと管理が面倒になるので、Rename-NetAdapter で、あらかじめ名前を管理しやすいものに変更しておくのがお勧めです。
仮想Switchの削除は以下のようにします
# 仮想SWの削除 Remove-VMSwitch -Name "Test-Switch" -Force |
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